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ミナガちゃん

Author:ミナガちゃん
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2012年3月7日
新幹線は碓氷峠にかかった。トンネルの合間に一瞬みえる山山はまだ枯れ葉色。トンネルを抜けると景色は一変する。土手に畑に田んぼにやわらかい緑がみえる。里には春が来ている。
佐久平駅まで車を走らせる。信濃国分寺駅駐車場は今日は空がない。朝8時すぎると駐車場はいっぱいになる。カーラジオから、ラジオビタミンという番組が流れている。村上信夫アナウンサーがなかなか捌けたおじさんで、嫌味がない。それにしゃべりが流れるようで内容も無理がない。神崎ゆう子さんとの掛け合いに人気があって、わたしもついつい聞いてしまう。
ありがとうという意味をもつ言葉は、各地にあるという。「気の毒に」(漢字はこうかな)とか、「しょうしい」もありがとうの意味でつかわれるという。これ子どもの頃、よく聞いたし、使った。半世紀ぶりに記憶がよみがえった。そんな言葉があったなんてすっかり忘れていた。しょうしい。漢字は、「笑止い」だという。でも「ありがとう」の意味ではなかった。「はずかしい」という意味だと思う。「そんなことしょうしくてできね」とか「しょうしがってどっかへ行っちゃった」とか。笑いを止めるほど、笑止い、っていうことかな。ついでに思い出した。「かんし」。「ごめん」ということ。前の家のとしえちゃんと遊んでいて口にした。いじわるだった「かんしな」。「「勘弁」からきているのだろう。「かんしな」は、一家で上田に出て小学校に入るころには、もう使わなくなってしまった。
福島県飯館村は最近真手い(までい)という言葉で知られる。
佐久地方では、「まてい」と言った。漢字だとよく意味がわかる。
「あの人の仕事は、まていだ」、小さいころ、おばあさんがよく言っていた。「まていな人ですいな~」とか。「そんなにまていにしなくても」とか、「まていすぎて、さっぱりはかいかない」とか。母ゆり子さんはまていな人だ。一つ一つきちんと仕上げる。ゆり子さんから生まれたが、私は、まていな人とほど遠い。まていな人になりたい。まていでなくてしょうしい。かんしな。
だけど、いま一番まていが必要なところに、まていがない。

まていな本ができあがった。
『玄米ご飯のおいしいお店 でめてる 野菜のおかず』 
絵と文 石渡希和子 フルカラー定価1700円+税 ISBN 978-4-8166-
国分寺にあるでめてるの、30年を記念するレシピ絵本です。
 希和子さんが、店長の鈴木朋恵さんから、レシピを聞き、絵に描き、さらに材料を提供している生産者たちに取材して描きあげた。一点一点写真を撮り、絵を描く。料理の絵は96点、それに生産者さんの似顔絵もある。
たとえば、味噌は小諸のおむすび長屋から仕入れる。(もう一カ所長野から仕入れているそうだが)小諸と言えば、佐久と上田に挟まれた馴染みの町、ゆり子さんの実家がある町、島崎藤村のゆかりの町、行かずばなるまい。取材に同行した。小諸駅前のおしゃれなステーションカッフェで待ち合わせた。このカッフェの庭園の設計者とも後日知り合うことになるのだが、その話は別な機会に。浅間山の麓にあるおむすび長屋の工場と宿舎は、昔話にでてくるような里の中にあった。皆が集まる食堂棟の脇に清水が音を立てて流れ、夏は
にくじゃが蛍が飛ぶという。このベランダに座って飲むビールは格別だと代表の田中さんは言う。 出来上がった絵は、本人そのまま、人柄がにじみでている。ちなみに、昔は「3年味噌」と言ったけれど、それは香りが立ちすぎて癖が出る。2年ぐらいがいいかもしれない――これは私の実感。ここでは麹もだしてくれるという。
きわこさんは、上田とサッカーと桑の葉茶が大好き。真田一族に関するものはほとんど読んでいるらしい。そもそもこの話のきっかけは、2010年の9月11日の、SWING MASAの佐久望月コンサートの打ち上げの宴席でのはなし。「でめてるは30年を迎えるんだけど、レシピを本にしようっていう人がいてね」。「それ、梨の木舎でやろうよ」から始まった。
梨の木舎の料理の本は、これが2冊目である。2005年に『
風土が料理人』をだした。新潟県安塚町の人々と季節の料理を紹介する本で、案内人の北沢○○さんは、望月で「職人館」という蕎麦屋を営む。田んぼの真ん中にぽつんと一軒立っている蕎麦屋さん、昼時は待たないと食べられないくらい。
3冊目は、高橋ジャミーラさんの、アラブ料理の本になる。

 でめてるのメニュウで、店長のおすすめナンバー1は、肉なしにくじゃがです。きわこさんは、●○、わたしがいまはまっているのは、油揚のきのこはさみ。さて、どんな料理か、お楽しみに。

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