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出版活動を続けながら、地域の人々や世界の人々と情報と知恵を交換していきたと思っています。梨の木舎らしい日々の思うこと、考えることを発信します。
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ミナガちゃん

Author:ミナガちゃん
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母ゆり子さんがいる上田市真田の特養にもどってきた。

2月8日朝の報告が遅くなってしまった。
 亀戸でJRを降りて、5の橋に着いたときもうすでに強制排除は始まっていた。
 5の橋の欄干には金網が張られ工事用の白いシートがはられ河川敷の作業者の姿を隠している。昨夜は入れた河川敷公園におりる階段入り口は金網のゲートがつくられ、作業服に、ヘルメットの男たちがものものしく見張番をしている。

「入りたいんですけれど」
「入れません」
「友だちがいるんですけれど」
「入れません」
「なぜ?」
「強制退去です」
「なんで?」
「責任者に伝えてあります…」

この様子をわたしの正面左からビデオカメラを回している男がいる。
公安らしい。勝手に撮るな。
質問する私に、左側にいるおじさんがもぐもぐしゃべりはじめる。
「税金を払ってないんだから、当然だろう。税金払ってから文句言えよ」
すべて国民は健康で幸せに暮らす権利があるんだよ。政府はそれを保証するのが仕 事なんだよ。学校で習わなかった?
昨日会ったYさんが強制退去に抗議してマイクでしゃべり続ける。どこで話しているかわからないが、つまりこういうことだ。

 昨年末から江東区は河川敷に暮らす15軒のテント小屋に退去命令をだした。
1軒を除き退去に応じて場所を移した。残った1軒は体調が悪く引っ越しの準備をしているもののまだ移っていない。いま強制退去が実施されている。病気の60代の高齢者に100人以上(200人くらい?)がよってたかって荷物を運び出している。

 この行政執行の責任者は、荒木課長、担当課は「水辺と緑の課」だという。笑える。反対側の橋の袂から下の作業員の作業の様子が見える。100人以上の作業員とガードマンと警察、それに第4機動隊が動員されている。無抵抗の市民に対して警察や機動隊まで動員するとはあきれる。こんなところに税金を使うのは許されない。
この近辺には有料のカヌーカヤック練習場がつくられ私企業に運営が委託されているという。そもそも、何のための野宿者排除なのか。
 5月に迫ってきた話題のスカイツリーオープンを控えて、再開発に伴う「環境浄化」と野宿者排除だと説明されて納得した。オリンピック開催地では、ソウルでも北京でも、「環境整備」のため貧しい人たちの住居が強制的に撤去された。

 10時近くなって、道路をわたった反対側の橋のたもとにYさんたちが走って行く。1軒残ったテントは排除されたようで持ち主の男性が毛布にくるまって寝かされている。その周りを作業員が取り巻き、傍らに医者と看護士もいる。毛布にくるまれた男性の所にいくためにYさんはゲートを走り抜けた。ガードマンが後を追いかける。
「暴力やめろ!」小競り合いにこちら側から声が飛ぶ。
 やがて、救急車が呼ばれた。担架が運ばれてきた。救急隊員が毛布にくるまった男性と話している。彼は載ろうとはしない。
「無理に載せるなよ」。救急車が到着してから3、40分後、男性は担架で救急車内に運ばれた。
橋のたもと、私のまわりには、公安らしい男たちがうようよ。

 チラシをまいた。
「あんたたちはどっち?」と話しかけてきた70代の通りがかりの人がいた。
「強制退去に反対のほう?排除するほう?」
「反対のほう」
「そうだ、ほんとにおかしいよ、こんなこと」
まともな人がいることにすこし元気が出る。こんな一言でわたしも勇気がでる。
 11時半、チラシ配りを続ける野宿のおじさんたちに、
「わたし仕事にもどるから、またくるね」
「ごくろうさん。ありがとう。またきてください」 
 ちょうど帰り際、
「ご飯炊いたから、とにかくおにぎりつくってもってきた」
近くに住んでる人だろうか、あたたかいおにぎりの差し入れだった。
    

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2012/02/12 15:07 平和を考える TB(0) CM(0)
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