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1月23日(月)
 のりこシ、
 変わりないですか。そちらはいまどんな陽気かしら。
 19歳の時、太平洋大学と名づけられた船に乗って、アメリカに行きました。
 毎日新聞の記者だった大森実が仕立てたベトナム反戦を掲げた船でした。
 マルガリータ、ギリシャ語でひまわりという名前の確か2万トンの客船。
 大学生を中心に300人ぐらいが乗船し、船の中でベトナム戦争について勉強し
 議論しようというのがテーマだったと思う。
 講座がたくさんあって、いくつか受講したんだけど、
 で、覚えているのは、海の上を飛ぶとび魚と、甲板に寝転がったとき、
 右に左にゆれた満点の星空――。

 その途中でハワイに船は停泊。
 ハワイといえば、灰田勝彦とワイキキの浜辺。よし泳ごうと、夜の海で友だちと泳ぎました。
 昼間は、商店街を歩いて、KAFEでケーキを食べた。
 わたしは田舎育ちだから、何を食べても珍しくておいしかったけれど、
 一緒に食べた人は、「ただ甘いだけだね。ニュアンスがない」と論評。
 そういえばね、そうかな。
 ただ私たち、出されたものは、「美味しいです」というのが出してくれた人への
 礼儀だと育てられたんだ。よっぽどひどいものは別だけど。
 でもよっぽどひどいものなんて、それまでの人生になかったね。
 あなたが、ハワイにいる間に一度たずねたい、ね。
 でも3泊4日じゃさみしいし、2週間の休みは難しいし。
 わたしも自分にバカロレアを用意しようかしら。

 『愛する、愛される――デートDVをなくす若者のためのレッスン7』増補版は、
 2月上旬に出来上がります。
 のりこシが、アメリカから帰ってきて、アウェアをつくり、「女男」平等をかかげて活動を
 はじめた。DVについての話を、ちゃんと聞いたのはその時がはじめてでした。

 「ああ、わたしが経験したことは、DVだったんだ。
 わたしがされたことも、したこともDVだったんだ」
 どちらかというと、他の人にやってきたわたし自身のDV行動にショックをうけました。
 それは、私自身に振り返りをうながしています。いまもこれからさきも。
 デートDVという言葉も、二人で考えましたね。
  
 ことばを得て、はじめて実態が認識されるということはたくさんあります。
 人権や平等や市民や憲法や。公害やいじめやハラスメントも。
 いまは、デートDVということばは、当たり前に使われるようになりました。

 だけどDVはなくならないし、デートDVもなくならない。
 今回刊行する増補版につけられた、
 「いまどきの若者たちとデートDV」は、目から鱗が何枚も落ちるような、
 今どきの若者たち中学高校生の話です。
 
 スマホを使って、メール、ブログ、ライン、ツイッター、フェイスブックなどを駆使して頻繁なやり取りを
する。受信したら即返信が若者たちのルールです。バーチャルなプレッシャーで縛り合う、
バーチャルなストーカーだという認識はない。
 「壁ドン」「床ドン」に「セクスティング」に「リベンジポルノ」、みなさん、わかりますか?

 ぜひ、先生たちに読んでいただきたいと思います。
 この本を、大学で推薦図書として使ってくださる先生がいらっしゃいます。
 梨の木舎は、使ってくださる方がいる限り品切れにはできないよね、と、
増補版にしました。
 またこれが、加藤昌子さんというデザイナーが実にきれいな本に仕上げてくださっています。
 最初に漫画を入れています。
 
 どうぞ、みなさんお買い求めください。
 定価1200円+税です。

 
 
 

 
 

 
 
 
 
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2017/01/23 10:43 新刊紹介 TB(0) CM(0)
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