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ミナガちゃん

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12月17日(水)

 昨日とはうって変わったいい天気。昨日は寒い雨が降った。天気がいいと多少心は晴れる。
 望月の家の水溜りは大きくなったかな。家の西側が山からゆるやかにつづいてくる斜面だ。雨が降ると水はけがわるく、池になる。畳3枚分ぐらい、深さ30cmほど。鯉は飼えないしなー。
 
 タイトルの数字は、12月14日の衆議院選の話。52%の投票率で、自民党の得票率は48%、国会での議席占有率は76%。小選挙区制の魔法がかけられている。
 
 同時に弁護士さんたちが、295の全選挙区にたいして、いっせいに無効請求訴訟をおこした。最高裁で昨年11月、1票の格差が「違憲・違憲状態」の判決が出ている。高裁判決も各地で出ており、「合憲」という判断はどこもない。裁判所の判断を無視して、じゃんじゃん衆議院選挙をやってしまうってありなんだろうか。
 今回の選挙は無効を主張するなら、投票を「棄権する」、あるいは「認めない」というのもありだったかしら。

 
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2014/12/17 09:18 暮らしのなかで TB(0) CM(0)
12月10日


さて半年振りの新刊は、
 『たとえ明日世界が滅びるとしてもーー元BC級戦犯から若者たちへの遺言』飯田進
 ISBN978-4-8166-1404-0 C0031 Y2000円
 著者の飯田進さんとは、30年前にお会いしている。
 4半世紀以上が流れて、再会だった。飯田さんは私に会ったことはあまりおぼえていられないようす。ちゃんとインタビューして、本にまとまっているのにね。
 梨の木舎がこの建物の2階にあったとき、そこで話をお聞きした。インタビュアーは内海愛子さん。『ぼくらはアジアで戦争をした』にまとまった。梨の木舎の教科書に書かれなかった戦争の3冊目の本だった。あらためて手にとると、丁寧に作られたいい本だ。自分で言うのもなんだけれど。作家の高崎隆治さん、プロデューサーの岡本愛彦さん、映画監督の亀井文夫さん、の話も入っている。亀井さんは渋谷の事務所で、8時間ぐらいお話がぶっ続け、終ったあと近くの喫茶店でお茶を飲んだ。内海さんは「頭痛がする」って。もうお聞きする事はできないけれど。この本は3刷りまで。

 今年の2月末、はじめて沖縄伊江島を訪ねた。友人の節子さんに連れられて。美しく小さな島だ。塔頭といわれる岩山が鉛筆の先のように、ビューんとまんなかにそびえる以外はほぼ平らだ。
 米軍はここに3本の滑走路をつくった。たしか2本が今も使われている。オスプレーの猛烈な訓練の話は前に書いた。
 米軍基地のゲート前につくられた団結道場の壁に書かれた、「米軍に告ぐ」。雷のようにその文言は目を射すくめる。こじき行進をし、県庁前でテントを張って陳情を続けた人びとを支えた。威風堂堂と立つ道場は歴史遺産だと思う。阿波根昌鴻さんは、団結道場を残し、わびあいの里を残された。資料館としては、ぬちどぅたからの家がある。館長を、謝花悦子さんがつとめる、いまも全国から人が集まる、市民運動の交流の場なのだ。

 飯田さんたちが、スガモ・プリズンにいたころ伊江島に慰問の品ものを送った。そのころスガモには、全国から慰問の品物が送られてきて、「タバコや石鹸や歯磨きや鉛筆がごろごろあった」と。慰問品につけた手紙は飯田さんが書いた。受取った阿波根昌鴻さんたちは感激した。慰問品を前にお礼の文が看板に書かれていて、看板を背にした阿波根さんの写真が残されている。那覇の陳情テントの前で撮られた2枚の写真を本に掲載した。
 阿波根昌鴻さんの伊江島を昨年飯田進さんは始めて訪れ、時空を超えた2人のダンディの出会いは本に収録された。
 
 飯田進さんは、たたかいの言葉をもっている。人は自分の感情を表現する言葉を見つけたときに輝き、それは人を説得する力になる。言葉とは限らないかもしれない。絵であり、制作するものであり、ひょっとしたらたまねぎかもしれないけれど。飯田さんの言葉は、さまざまな体験とたくさんの読書から、苦悩し呻吟し思索して生み出された。

 この本の裏表紙に使われた写真は、山口県からスガモ・プリズンに慰問にきた人々だという。子どももいる。飯田さんは言う。「私たちが横浜に帰って来たとき、極悪非道なBC級戦犯でした」。しかし、「朝鮮戦争が始まると、米軍の政策が変わり、私たちは救国の英雄に変わったのです」。「天国と地獄をなめたのです」。これから日本社会が突き進んでいる戦争とは、飯田さんが体験したことをふつうの若者にしいるものなんですよね。
 海の水はぜんぶ飲まないとしょっぱいかどうかわからない?

2014/12/10 11:18 新刊紹介 TB(0) CM(0)
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