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5月29日(月)李ハンネさん・ムサン日記・吉田正巳さん

 李ハンネさんに挨拶し、衆議院議員会館地下1階の集会室をあとにして、
大急ぎで半蔵門線に乗り換え、渋谷へ。雨は上がった。

 渋谷駅の改札を出たところで駅員さんに、
宮益坂を尋ねると、「こちらです、ご案内します」と
先に立って歩き出す。「おや」とおもっているうちに、
エスカレーターを2回乗り継いで地上に。

「ここが青山通り、こちらが宮益坂です」
ありがとう、ここまで案内してくれるのですね。たしかに、ただ地図で
説明されても、土地勘のない人にはわかりにくい。翌日の新聞
に、地下鉄の案内係があたらしく配置されたとでていた。


 シアターイメージフォーラムは、宮益坂をあがりきり、青山通りを
右手に10メートル入ったところにある。青山学院のすこし渋谷駅より。
定員50人くらいだろうか、ちいさな映画館だった。

 『ムサン日記~白い犬』の観客は、7、8人。
 監督・脚本・主演 を朴ジョンボムが一人で担う脱北者スンチョルの日常。
仕事は不安定なポスター貼りや日雇い、彼には脱北するまえに食べ物をめぐって
争い相手を殴り倒した過去を映画の最後に教会での告白によって明らかにする。
倒れた相手は、翌日もそこにあった、翌々日も、またその次の日も。スンチョルの
沈黙と諦念がえんえんと描かれる。暴力の爆発や相手への攻撃や逃避によって、
自分をさらけだしたり、偽ったりはしていない。
 スンチョルがある時点で変化し、「幸福」な日常を手に入れたように見えたとき、
過酷な現実がスンチョルを凍らせる。観客である私たちも凍りつく。

 スンチョルが、日々の幸福と引き換えに失ったものは、過去への贖罪の意識。
 私たちが、日々の生活のなかで失っているもの。そして他者への共感。 

 この同じ日のハチ公前で浪江町の「希望の農場」の吉田正巳さんが、
福島の現状を訴えていて、友人は通りかかった。しかし彼の話に耳を傾ける人はなかったという。

 立ち止まると、「幸福な日常」は変質してしまう。世界は不幸に満ちていて、それ
は人々の幸せな日常によって支えられている。ということなんでしょうね。わたしも、
その1人かもしれない。たしかにその1人。だから、なにかしなくては。

 そしてこの同じ日、衆議院議員会館で、李ハンネさんたち韓国朝鮮人元BC級戦犯の人たちへの
 議員立法成立に向けての院内集会が開かれていたわけです。すでに2008年5月に法案が出され
たが2009年に衆議院解散により廃案、2度目の提出。
 立法化を妨げているものはなにか。やっぱり圧倒的な無関心…。


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2012/05/31 14:55 暮らしのなかで TB(0) CM(0)
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